理想の歩き方
こんにちは。PeakUP代表の棚橋です。
理想の歩き方とは「疲れない」「無駄がない」「省エネ」だという事です。
それには3つのロッキング(転がり)が大事になります。
「ヒール」「アンクル」「フォアフット」です。
ヒールロッキングとは地面に踵がついてから足裏全体がつくまでの事を言います。
アンクルロッキングとは地面に足裏全体がついているところから脛骨(スネ)が倒れ足首が曲がる事を言います。
フォアフットロッキングとは脛骨が倒れてから足指に体重がのりMP関節(趾骨と中足骨の間)が曲がることを言います。
この3つの動きが連動して歩けることが理想です。
「大股歩き」、「指先をしっかり上げる」、「踵からしっかり地面につける」などを意識して歩くとヒールロッキングのし過ぎになり浮指の原因になります。前脛骨筋も無駄に使い、膝にも負担がかかる歩き方です。
アンクルロッキングとフォアフットロッキングを特に意識して歩くことが大事になります。
アンクルロッキングとフォアフットロッキングが上手く使えない人は外在筋(ふくらはぎ~足部にまたがっている筋肉)が内在筋(足部の筋肉)の働きを奪っているかもしれないです。足指を上手くコントロールして動かせるようにトレーニングが必要になります。(前回のブログに足指トレーニングが書いてあります。)
足指がコントロールできるようになったらアンクルとフォアフットの練習に入ります。
椅子に座り膝に体重をのせ、踵を上げていきます。この時に母指球と踵の内側が垂直になる様に意識し力が小指側に行かない様に注意します。戻す動作をゆっくりにすると足がガクガクしますがコントロールしながら行います。×20
次に壁の前に少し離れて壁に手をつき腰を前に突き出して腿上げをします。歩く時に骨盤が置いてかれるとヒールロッキングになりやすいので、この動作をする事によって骨盤の重心移動がスムーズになります。×10
次に歩く練習に入ります。まずは親指の爪側を地面に擦るように歩きます。この動作をする事によって足首が小指側に向かない様になります。×5
次に抜き足を行います。腰を少し落としてゆっくりと歩きます。この動作をすると腰が左右にブレにくくなりアンクルとフォアフットが使いやすくなります。×5
歩くことは日常的に使う事なので悪い癖を治すには根気が必要になります。歩き方を治すことで腰痛や肩こりが改善することもあります。東洋医学では足指と体幹には繋がりがあると言われています。